光の十字架があたかも人間たちに対する刑具のようにえこたちの頭上を照らしてたた… レイウークの西部、禁止地帯の先に…あれからやはり2ヶ月掛かっちゃったけど、えこ、やっとここまでたどり着いたた。この光の十字架は、この世界と同じ世界、だけど全く違う別の世界へと繋がる次元の門るる。あることを除いて…そう、神々と人間を除いてね。 「二つの種族が会うことがなければ、戦争もまた、起こらないはず。」…ずいぶん単純な理屈だと思ったけど、そこに至るまでいろんなことがあったのかもね。国王陛下が出した結論が、この別世界をバリエの領域として2種族を完全に分けようというものだったた。それが国王とバリエが結んだ約束でもあるんだって。…え?バリエとの約束ってまさか… クレアたんが国王として話してくれるのはこれが初めてになるね。彼女とバリエとの約束…人間とバリエとの戦争を止める一つの手段が、互いを別世界に分けて会わなくすることらしいる。だけど別世界に送ったバイルたちは、ことごとく死んでしまうる。…それはそうだよね、バイルっていう存在自体が、バリエの魔力によって生み出されたものだもん。 じゃあ、バリエも一緒に送ってしまえばいいのかしら?…えこ、それはできないことだと思うる。ガラドリエルが力を失って人間になったとき、エリムもやはり力を失い人間になってしまったことを覚えてるる?光と闇の神は表裏一体で、どちらを欠いても存在できないんだと思うる。未来世界で神々が消えた一つの理由が、そこにあるんじゃないかしら? とにかくこれまでのことをDエンドに報告するる。クレアたんが現存するバイルすべてを別世界へ送ろうとしていることは分かったた。だけどそんな途方もないことがたった20年のうちに可能なのかしら?それにバイルだけ送ってもなんら解決には繋がらないことは分かってるはずるる。一体この20年のうちにあの時空の狭間で何が起こったのかしら? えこ…えこ、10年後のレイウークに行くことになったた。ガルデルの時間旅行薬を使って時を越えるる。10年後のあの次元の狭間で、一体何が起こったのかを知るためにね。 そこで見たのは、ビビとトリスタンの悲しいお話だったた…。人ならざる存在である彼女を別の世界へ送るため、人間たちは策謀を練るる…だけど最後にそれを行ったのは、彼の彼女を想う気持ちだったのかもしれない。誰が悪いというわけではないのに大事の前の小事に変えてしまうる…やりきれない気持ちのまま、えこたちは次元の狭間に向かったた。 ハマリエル、ベストポジションだったけどね。 そして彼女たちは次元の狭間に旅立って行ったた…。…皮肉なものね。彼女はおそらくはバリエではなかったのに。彼女を世界から消すことが、間接的に対なるバリエの力を奪うことに繋がるのかしら…。これが唯一戦争を止める方法なら、いかにも人間らしいとしか言いようがないるる。結局"できあがった世界"は、"残ったものだけ"ってことなのよね。 というわけで、今日はここまでるる。人間とバイルの戦争も、いよいよその全貌が見えてきたって感じよね。戦争という大きな流れの中で、たくさんの人々の悲しみが生まれ、そして飲み込まれていくるる…。それが無駄なことだなんて思いたくないから、きっとえこは、本当の意味で戦争を止めるための方法を探す旅を、いまだ続けているんだと思うよ。
by ecolyte
| 2005-09-19 18:05
| メインクエスト/メイン
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